Program

※全席自由席になります。
フォーラム 入場無料

日本アニメーション学会 研究・教育委員会シンポジウム「帝国主義、戦争、アニメ:日本アニメと「力」をめぐる諸観点」

スケジュール/チケット


大人 ¥0

学生 ¥0

高校生以下 ¥0

  • 02.22(Sun)
    14:00
    15:40
    開志専門職大学古町ルフルキャンパス11階 F208 演習室

戦後80年を超えてもなお、日本の過去の戦争について熱く議論されています。昭和の戦争の背景には国内外の帝国主義が大きな役割を果たしていました。他国を植民地にすることは帝国主義の中心的な要素であり、植民地の支配において国民アイデンティティを作ることが重大な課題となっていました。この課題に応じたメディアの一つはアニメです。そして、戦争が終わり、帝国の姿は消えてしまったとはいえ、アニメについては、いまだに「力」をめぐる争いが続いています。本シンポジウムではアニメと帝国主義の「力」をめぐるいくつかの観点を論じます。アカデミックすぎるテーマであると思われるかも知れませんが、新潟国際アニメーション映画祭に集う多様な聴衆に向けて、アニメが持っている「力」、そしてアニメに影響を与えている「力」について、わかりやすく紹介したいと思います。「世界から新潟へ」そして「新潟から世界へ」というモットーのとおり、新潟県内で活動するアニメ研究者と県外・国外の研究者が帝国主義、戦争とアニメとの関係について意見交換を行います。

本シンポジウムには、米国イェール大学の日本映画研究者であるアーロン・ジェロー先生、専修大学で戦時下日本のプロパガンダ映画『桃太郎 海の神兵』(1945)について博士論文を書いた萱間隆博士、上越教育大学で現代社会とアニメの関係を調査する小島伸之先生、そして慶應義塾大学でアニメを文化人類学の観点から分析する三原龍太郎先生が登壇します。

ジェロー先生は、戦前から著名な映画理論家出会った今村太平氏(1911年~1986年)のアニメーション論を歴史的な文脈に基づいて紹介し、今村のアニメーション論とドキュメンタリー論から、映像と帝国主義の関係を明らかにします。

萱間博士は、アジア・太平洋戦争下で「大東亜共栄圏」および旧日本軍のプロパガンダとして制作されたアニメーション映画『桃太郎 海の神兵』(1945)に登場する、植民地の住民に日本語を普及させる目的で制作された「アイウエオの歌」のシーンについて解説します。

小島先生は2024年に実施したアンケート調査で得られたデータに基づき、「戦争」をテーマにしたアニメによって、戦後生まれの日本人の戦争観がどのように形成されるのかを議論します。

三原先生は、自身の海外生活と研究経験に基づき、英語圏におけるアニメ研究について語ります。エドワード・サイード『オリエンタリズム』(1978)を参照しながら、現在の英語圏におけるアニメ研究に見られる文化的な植民地制度について批判的に論じます。

それぞれの発表の後には登壇者間で討論を行った後、聴衆の皆様から登壇者に質問する時間を設けます。

今回のシンポジウムの司会は、本シンポジウムの企画者であり、新潟大学で第二次世界大戦/アジア・太平洋戦争を描く戦後日本アニメについて研究するヨアヒム・アルトが務めます。

本シンポジウムは日本アニメーション学会(JSAS)、新潟大学、そして開志専門職大学の協力のもと、実施されています。

登壇者

アーロン・ジェロー(イェール大学)
萱間 隆(インディペンデント研究者)
小島伸之(上越教育大学)
三原龍太郎(慶應義塾大学)

司会:ヨアヒム・アルト(新潟大学)

プログラム

14:00 開会
14:05 アーロン・ジェロー「映画理論と帝国 今村太平のアニメーション論」
14:20 萱間 隆「アニメーションと植民地主義―『桃太郎 海の神兵』の挿入歌を中心として―」
14:35 小島伸之「アニメは戦争観の形成に如何にかかわっているのか」
14:50 三原龍太郎「英語圏のアニメ研究を脱植民地化するための発表」
15:05 発表のまとめ
15:10 討論・オーディエンスからの質問
15:30 コメント・まとめ

主 催:日本アニメーション学会 研究・教育委員会、第4回新潟国際アニメーション映画祭
共 催:新潟大学、開志専門職大学
お問い合わせ:joachim.alt.gsn@niigata-u.ac.jp

スケジュール/チケット


大人 ¥0

学生 ¥0

高校生以下 ¥0

  • 02.22(Sun)
    14:00
    15:40
    開志専門職大学古町ルフルキャンパス11階 F208 演習室