Program

長編部門(コンペティション)

化け猫あんずちゃん

原題:化け猫あんずちゃん

日本/フランス

2024

スケジュール/チケット

作品紹介

あんずちゃんは30年経っても死ななかった化け猫、現在37歳。そこへ親子ゲンカの末ずっと行方知れずだった和尚さんの息子・哲也が11歳の娘「かりん」を連れて帰ってくるが、彼女を置いて去ってしまう。
大人の前ではいつもとっても“いい子”のかりんだが、お世話を頼まれたあんずちゃんは、猫かぶりだと知り、次第にめんどくさくなる。
かりんは哲也が別れ際に言った「母さんの命日に戻ってくるから」という言葉を信じて待ち続けるも、一向に帰ってこない。母親のお墓に手を合わせたいというささやかな望みさえ叶わないかりんは、あんずにお願いをする。「母さんに会わせて」
たった一つの願いから、地獄をも巻き込んだ土俵際の逃走劇が始まる。

 

©いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会

監督

久野遥⼦/⼭下敦弘

【久野遥⼦】
多摩美術⼤学在学中に制作した短編アニメーション「Airy Me」が第17回⽂化庁メディア芸術祭アニメーション部⾨新⼈賞を始め多数の受賞、海外映画祭での上映にて⼀躍注⽬を集め、岩井俊⼆監督『花とアリス殺⼈事件』(15)にて23歳という若さでロトスコープディレクターに抜擢。
その後もNHKEテレの⼈気⼈形劇『ガラピコぷ〜』OPアニメーションなどアニメーション作家として活動する傍ら、商業アニメーションとしても活躍。
⾃著『⽢⽊唯⼦のツノと愛』にて第23回⽂化庁メディア芸術祭マンガ部⾨新⼈賞を獲得。
アニメーションのみならず、イラストレーター、漫画家と多⽅⾯で活躍。

【⼭下敦弘】
1976年⽣まれ、愛知県出⾝。⼤阪芸術⼤学卒。“ダメ男三部作”をとっかかりに05年『リンダ リンダ リンダ』がスマッシュヒットを⾶ばし、続く『天然コケッコー』(07)では第32回報知映画賞監督賞、第62回毎⽇映画コンクール⽇本映画優秀賞などを受賞。その他、映画作品に『マイ・バック・ページ』(11)、森⼭未來主演『苦役列⾞』(12)、『もらとりあむタマ⼦』(13)『オーバー・フェンス』(16)とキャリアを順調に積み重ね、作家性と娯楽性とを兼ね備えた作を確⽴してゆく。その後も、『1秒先の彼』(23)や『カラオケ⾏こ!』が公開。

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