Juries & Awards審査員と授賞
FEATURE FILM COMPETITION長編コンペティション
JURIES 審査員
Nora Twomey / ノラ・トゥーミー
こんにちは。私の名前はノラ・トゥーミーです。
私はアイルランドにあるカートゥーン・サルーンというアニメーションスタジオの出身で、これまでに『エルマーのぼうけん』、『ウルフウォーカー』、『ブレッドウィナー』、『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』、『ブレンダンとケルズの秘密』などを制作してきました。
2024年3月に初来日することが決まりました。新潟国際アニメーション映画祭という長編アニメーション映画の祭典の審査委員長を務めることになり、旧友に会い、新しい友人を作り、美しい新潟の街を訪れることをとても楽しみにしています。
ありがとうございました。
ノラのビジュアル・ストーリーテリングへの情熱は幼少期から始まり、アイルランドのキルケニーにあるカートゥーン・サルーンの共同制作者たちとアニメーションというメディアを探求することになった。
同スタジオの初期から、受賞歴のある短編映画やコマーシャルの監督を務め、アカデミー賞®にノミネートされた『ブレンダンとケルズの秘密』ではトム・ムーア監督と共同監督をする一方、幼児向け番組『ウーナとババの島』など数多くのシリーズの開発プロセスを指導した。アカデミー賞®にノミネートされた『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』では、ストーリーとボイスのディレクターを務めた。監督を務めた『ブレッドウィナー』ではアカデミー賞®とゴールデングローブ賞にノミネートされたほか、アヌシー国際映画祭で最優秀インディーズ長編映画賞、観客賞、審査員賞など数々の国際賞を受賞した。
最近では、ニューベリー賞を受賞したルース・スタイルズ・ガネットの絵本にインスパイアされたNetflixオリジナル長編アニメーション『My Father's Dragon』を監督した。彼女は、クリエイティブ・パートナーであるトム・ムーアとポール・ヤングと、監督、プロデューサー、編集者、脚本家、プロダクション・アーティスト、ボイス・ディレクターとして、それぞれの作品のニーズに応じてコラボレーションを続けている。
Michael Fukushima / マイケル・フクシマ
こんにちは、新潟国際アニメーション映画祭。
ケベック州南部のイースタンタウンシップスからマイケル・フクシマです。
3月の映画祭の審査員にお招きいただき、大変嬉しく光栄に思っています。興味深い地域(新潟)を訪れ、素晴らしい場所やアクティビティを拝見することを楽しみにしていますが、それ以上に、審査員として、この2年間に公開された素晴らしい長編アニメーション映画を観ることをとても楽しみにしています。世界で長編アニメーション映画が製作される素晴らしい時期であり、来年3月にはいくつかの作品を見ることができることを期待しています。それでは、またお会いしましょう。
1985年からアニメーター、映画監督として活躍し、1997年から2021年までNFBアニメーションのプロデューサー兼代表を務めた。これまでに200本以上の作品を手がけ、AMPAS®のメンバーでもあり、アカデミー賞にノミネートされた短編アニメーションを3本制作した。現在はほとんど引退しているが、OCADUのエクスペリメンタル・アニメーション・エグゼクティブ・プロデューサーを務めている。
Yuichiro Saito / 齋藤優一郎
アニメーション映画製作会社『スタジオ地図』代表取締役プロデューサーの齋藤優一郞と申します。
私はこの約20年、細田守監督作品のプロデューサーを務めてきました。
それは”おおかみこどもの雨と雪”や”竜とそばかすの姫”、またアカデミー賞にノミネートされた”未来のミライ”などがあります。
私はアニメーションを愛し、尊敬しています。
そしてアニメーションとは、世界中の子どもたちや多くの人々の未来を肯定するものと信じています。
この度、栄えある新潟国際アニメーション映画祭にて、敬愛するNora Twomey監督、Michael Fukushima監督と共に審査員をさせて頂けることを大変光栄に思います。
国際映画祭は美しく多様な作品と映画製作者、そして多くの人々と出会える場所です。
またその場所は、私たちがアニメーションに魅了される理由を思い出させてくれ、この芸術形態が刺激的で美しく、全てのエネルギーと時間を費やす価値があることを感じさせてくれるのです。
そう言った想いをこの新潟で多くの皆さんと共に共有できたらと思います。
この度は、ありがとうございます。
1976年生まれ。米国留学後、MADHOUSE入社。細田守監督作品『時をかける少女』『サマーウォーズ』のプロデューサーを務める。2011年、細田守と共にアニメーション映画製作会社スタジオ地図を設立。以後、細田監督作品のプロデュースに専念。『おおかみこどもの雨と雪』、『竜とそばかすの姫』などを企画・制作し、2018年公開の『未来のミライ』は、第91回アカデミー賞にノミネートされた。アカデミー会員(AMPAS)、全米製作者組合員(PGA)。